痛風 薬

痛風の人たちための情報サイト

痛風の原因であるプリン体と薬

痛風は、激しい痛みからなる痛風発作というものを発症します。

この痛風発作は、体内の過剰な尿酸が原因であるといわれています。

尿酸とは、白色で無味無臭の物質で、細胞が破壊されたりエネルギーの代謝によってプリン体から生産された廃棄物です。

薬での対処も重要ですが、プリン体の体質をあなた自身が改善することはもっと重要です。

では、そのプリン体とは何なのでしょうか。

プリン体とは、体内のDNAの主成分で、エネルギー伝達物質の基盤となる重要な物質です。

それから、余談ですが「プリン」とはラテン語の「プリンヌクレオチド」という意味で、お菓子のプリンとは関係ありません。

プリン体は、細胞の核に存在するDNAの主成分であるので、あらゆる生物の細胞内に存在します。

そのため、ほとんどの食品に含まれています。

一般的に、レバー、イクラ、タラコなど細胞数の多い食品には多く含まれ、アルコール飲料ではビールに多く含まれています。

ビールはDNAを持っている生物体ではないじゃないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はビールの成分である、麦芽にプリン体は多く含まれているのです。

プリン体は、肝臓で分解されると、老廃物として尿酸が生じるというわけです。尿酸は血液中に一定の量だけ存在します。そして、余分なものは便や尿といっしょに排泄されます。

しかし、尿酸が多くなり過ぎると血液の中に尿酸がたまって、高尿酸血症を起こします。高尿酸血症の状態が続くと、尿酸が結晶化した尿酸塩が関節に沈着し、急性関節炎を引き起こします。これが痛風と呼ばれるものです。

他にも、腎臓や尿路に沈着して腎臓障害や尿酸結石を起こすこともあります。

原因は生活習慣にあるので薬での対処ではなく、根本の食生活を見直すべきです。


薬に頼らず根本から痛風を解消するには?


痛風の検査と診断について

痛風と診断されるのは、症状として足の親指のつけ根に痛みの発作があることと、血中尿酸値の高いことが決め手になります。

血液検査で尿酸値が3~7mg/dlなら、正常範囲なので心配ありません。

異常とみなされるのは7mg/dl以上の場合で、個人差や男女、年齢による差もありますので一概には言えません。

定期的に血液検査を受け、データのチェックと予防に努めましょう。



医者の薬に頼らず痛風を解消するには?